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飄々舎

京都で活動する創作集団・飄々舎のブログです。記事や作品を発表し、オススメの本、テレビ、舞台なども紹介していきます。メンバーはあかごひねひね、鯖ゼリー、玉木青、ひつじのあゆみ。

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【よまいでか】リクエスト大募集!

「よまいでか」とは、みなさんからリクエストを頂いた本について読書人間「かみしの」が書評のような感想のようなものを書いていく企画です。 そこで、かみしのに感想を書かせたい本を大募集! この記事のコメント欄に著者名とタイトルをコメントして下さい…

耳かき ss ・ マッサージ ss 小説 リンクまとめ

耳かき 6本セット RUIMIO 多機能 耳垢除去 専用収納ボックス付き シルバー 出版社/メーカー: RUIMIO メディア: その他 この商品を含むブログを見る こんにちは。あかごひねひねです。実はひそかに耳かき小説・マッサージ小説が好きです。 そこで、同好の士に…

読書放談neo!新企画「ルーツ放談」

読書放談とは? 飄々舎のあかごひねひねと、その読書の師匠であり先輩であり後輩であり友人である読書人間かみしのによる、読書についての対談記事シリーズ。本紹介大喜利など、読書好きのための謎の企画を行う。 初回↓ hyohyosya.hatenablog.com 参加者 あ…

飄々舎の面白イベントをおすすめ。次回は新歓コラボ企画! 5/6(土)16:30〜 @スタジオヴァリエ

飄々舎と申します。 京都で劇団、大喜利イベント、学生演劇祭を企画運営してきた人たちとネタツイッタラーが一緒になって「面白いかもしれないこと」を続けています。 メンバー:あかごひねひね、鯖ゼリー、玉木青、ひつじのあゆみ。 気ままな時事雑談↓をした…

第六回よまいでか『邂逅の森』

こんにちは。 今年はどんな一年でしたか。あけましておめでとうございます。もうすぐ一月も終わりますね。なんて、いろいろな書き出しを考えていたのですが、ずるずるとさぼってしまって、そうとう久しぶりの更新になってしまいました。 エゴサすると「まい…

劇場で107本観た2016年 ベスト映画10選

イトウモの2016映画ベスト10 1 ホース・マネー/ペドロ・コスタ 2 サウルの息子/ネメシュ・ラースロー 3 聖杯たちの騎士/テレンス・マリック 4 人生は小説よりも奇なり/アイラ・サックス 5 レッドタートル ある島の物語/マイケル・デュドク・ドゥ・…

2016年に読んだ本 オススメ10選

こんにちは、あかごひねひねです。 年末になると様々な2016年ベストをいろいろな人が発表します。流行語やら映画やらゲームやらツイートやら。 僕も何か2016年ベストを発表したいと思ったのですが、流行には疎く、映画はあまり見ず、ゲームはスプラトゥーン…

【速報】水曜どうでしょう新作は、いつどこに?行き先を、藤やんうれしーが発表!

玉木(@tamakisei)です。 昨日、『水曜どうでしょう』のミスターこと鈴井貴之さんが、 こんなつぶやきをして話題になっています。 打ち合わせ終了。待ってろ大泉洋! pic.twitter.com/u0E2irzVab— 鈴井貴之 (@TAKAYUKISUZUI) December 12, 2016 水曜どうで…

裏路地の古市

お久しぶりです。あかごひねひねです。また、おとぎ話を魔改造したお話を書いてみました。 裏路地の古市 煉瓦造りの倉庫の内部は暗く、埃っぽかった。 ハンスは空の荷車に腰掛け、周りを見渡した。汚い布でくるまれた得体の知れない荷物が、壁ぎわにいくつか…

飄々舎の新企画 「The 3分」をはじめます。(11/12「その5」更新!)

玉木(@tamakisei)です。 「The 3分」最新回をどうぞ。 「The 3分」の5 - 飄々舎 ◎トーク内容◎ ・言い方を変えよう ・ニュースZEROの勘違い ・野比のび太 これまでの「The 3分」と企画の説明は以下をご参照ください! --------------------------------…

飄々舎の新企画 「The 3分」をはじめます。

玉木(@tamakisei)です。 今月、飄々舎は東京に行くことになりました。 (11月26日(土)の19時ごろ〜 都内某所です! 詳細追って告知します!) 超・久々にあかごひねひねさんに会ったら、「東京に行くのにコンテンツが足りない!」と言っていたので、これ…

飄々舎の面白イベントをおすすめ。次回は初・東京!11/26(土)19:30〜 @新宿ラピス

飄々舎が、twitter上の「東京開催を早く…」という社交辞令を間に受けて、東京進出いたします! 会場は、ふなっしーのデビューイベントをやったり、毎年この時期になるとハルキストががっかりしてたりする荻窪のブックカフェ、6次元! 今回も脱線し続ける企…

ボブ・ディラン、ノーベル賞受賞おめでとう!!

どうも。あかごひねひねです。 ボブ・ディディランがノーベル賞を受賞した。ディランの歌詞は以前から文学的な評価の対象となっていたし、ノーベル賞も「とるかも……?」とはずっと言われていたので、全く寝耳に水ではないにせよ、やはり驚いた。 さて、僕は…

第五回よまいでか『肉体の悪魔』

早熟の天才をあげたら枚挙にいとまがない。 文学・小説の分野にしぼったとしても、ランボー、久坂葉子、知里幸恵、石川啄木、果ては乙一にいたるまでよりどりみどりだ。 三島由紀夫や太宰治が子供のころに書いた小説を読んでみても、今のぼくでも書けないく…

「高畑裕太 釈放」(飄々舎の時事雑談 第5回)

玉木です。 ネット上のチャットを利用した「時事雑談」。 お久しぶりの第5回です。 今回も チャットの制限時間は30分。(30分たつと自動的にチャットが終了する仕様です) テーマは「高畑裕太 釈放」 それでは、どうぞ。 すみませんでした。 24HOUR TELEVISI…

「シン・ゴジラの感想」(飄々舎の時事雑談 第4回)

飄々舎の時事雑談 第4回です。 今回は、玉木がシン・ゴジラを観たので、その感想を! 【映画パンフレット】 シン・ゴジラ SHIN GODZILLA 監督 庵野秀明 キャスト 長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ 出版社/メーカー: 東宝 メディア: この商品を含むブログ (…

「見てる? オリンピック」(飄々舎の時事雑談 第3回)

飄々舎の時事雑談 第3回です。 (前回→「シン・ゴジラを観る前の心構え」) 今夜のテーマは「オリンピック」。 明日へのタックル! 作者: 吉田沙保里 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2015/01/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを…

「シン・ゴジラを観る前の心構え」(飄々舎の時事雑談 第2回)

昨日から始まった時事雑談。第2回です。 (第1回はこちら→「SMAP解散について」(飄々舎の時事雑談 第1回)) 今回も制限時間30分でチャットした内容をそのまま公開します。 テーマは「シン・ゴジラを観る前の心構え」。 ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ …

「SMAP解散について」(飄々舎の時事雑談 第1回)

玉木です 。 ネット上のチャットを利用して、「時事雑談」というのを始めてみます。 その名の通り、最近のニュースについて雑談するという企画です! チャットの制限時間は30分。(30分たつと自動的にチャットが終了する仕様です) 第1回のテーマは、SMAP解…

第四回よまいでか『夜は短し歩けよ乙女』

八月も八月。なんといっても夏真っ盛りである。読者諸兄におかれましてはBBQに海水浴に破廉恥極まりなく東奔西走し、織姫と彦星とついでにデネブすらもどきどきあわあわ顔を紅潮させるような逢瀬を交わしていることと思われる。 今回は森見登美彦『夜は短し…

明石家さんまとのリハビリで古舘伊知郎が「現役復帰」したぞ

玉木(@tamakisei)です。 明石家さんまと古舘伊知郎の共演で話題になった FNS27時間テレビ『ホンマでっか!?TV』の感想を書きます。 本人vol.11 作者: 中川翔子,堀江貴文,井口昇,三宅恵介,有吉弘行,吉田豪,中村うさぎ,松田洋子,北村道子,安永知澄,宮崎吐夢,…

京都・飄々舎の面白イベントをおすすめ。次回は7/23(土)19:00~(18:00からしゃべってます) @京都太秦シアターウル

飄々舎次回予告 「面白いかもしれないこと」を続けていくための集まりです。 デタラメな企画会議をしたり、 ↑こういう企画に挑戦したり、 朝5時から7時間しゃべるイベントをしてみたり、 「紙」でできたものの即売会(「カミックマーケット」、通称「カミケ…

『橋下×羽鳥の番組』より、古館伊知郎との死闘が観たい。

玉木(tamakisei)です。 橋下徹がつまらない。 ぼくは、そんな橋下徹を見たいんじゃない。 橋下徹が引退会見を開いた2015年5月17日。 テレビの前にかじりついていたぼくは「ああ、この人は、テレビスターになる」と、強く予感した。 「笑顔で地獄見たら、…

第三回よまいでか『魔女がいっぱい』

こんにちはかみしのです。 おひさしぶりの更新です。 今回は第三回、ロアルド・ダール作『魔女がいっぱい』です。 魔女がいっぱい (ロアルド・ダールコレクション 13) 作者: ロアルドダール,クェンティンブレイク,Roald Dahl,Quentin Blake,清水達也,鶴見敏 …

帰ってきた読書放談(最終回:読書大喜利②~幅跳びと太陽とピアノ~)

(前回のお題、「走り幅跳びのような本」について) あかひね(以下:あ) 走り幅跳びの特徴といえばですね、走ってきて踏み切って、一番最高点に到達した後に着地すると、いうわけですね。これは人類の文化の歴史と重なる部分があるわけですよ。最初、草創…

帰ってきた読書放談(第三回:読書大喜利①~動物園と△~)

かみしの(以下:か) そういうわけでね、場所を移動したわけですけど あかひね(以下:あ) このね、誰かに話しかけてる体になるのも変な話ですけどね、書き起こすんですから(笑) か そうね(笑) あ リスナーさんがいる気になっちゃう(笑) か じゃあ…

帰ってきた読書放談(第二回:かばんの中の本と毒素)

かみしの(以下:か) はい、企画!「かばんの中の本」、を紹介して自分がどんな本にひかれるかを話すというのはどうでしょう あかひね(以下:あ) おお、ありますよ~ か 僕も出そう あ お互いにガッと出てくるのがいいですね(笑)聞いた話では人はかばんに…

帰ってきた読書放談(第一回:最近読んで面白かった本)

かみしの(以下:か)というわけでね、夏ですよもう あかひね(以下:あ) まだ夏ではないでしょ(笑) か 夏だよ(笑)とりあえずテーマを何か決めよう あ 最近の日本文学界はどこへ行くのか…… か そんな大々的なテーマを(笑) そうだなあ最近読んで面白かった本と…

ブックトーク大喜利最終回【「よまいでか」始動記念読書放談 その4】

この記事は以下の記事の続きです。 hyohyosya.hatenablog.com hyohyosya.hatenablog.com hyohyosya.hatenablog.com かみ:収集つかないから次ラストにしよう あか:いいですよ かみ:最後のお題は二人で作ろうよ。「〜の〜が〜な小説」 あか:じゃあまずかみ…

ディズニー最新作『ズートピア』が描く不自然な共存

イトウモです。 『ズートピア』という4月に公開されたディズニー映画を紹介したいと思います。大変巧みなサスペンス映画です。 話は擬人化された様々な動物が暮らす世界でウサギとして初めて女性警官になった主人公がキツネの詐欺師と一緒に14件の連続誘拐事…

Variety Kyotoという場所で飄々舎ライブします。

玉木(@tamakisei)です。 京都の小劇場がクローズしていくのが寂しくて、後先考えず「劇場をやってみよう!」と動き出した場所が、このたび、お披露目となります。 場所は 京都・三条京阪 徒歩2分期間は 5月1日(日)〜15日(日)名前は Variety Kyoto テ…

第二回よまいでか『世界の終わり、素晴らしき日々より』

こんにちは、かみしのです。 第二回、『世界の終わり、素晴らしき日々より』です。 世界の終わり、素晴らしき日々より (電撃文庫) 作者: 一二三スイ,七葉なば 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス 発売日: 2012/09/07 メディア: 文庫 購入: 1人 ク…

『幻影城の時代』のこととか

先日のイベント こんにちは、あかごひねひねです。 先日、第何回かは忘れたが、飄々舎のイベントを行った。飄々舎のイベントは基本的に僕が好きなことを舞台上でべらべらと話し、それに相方の青木あらため玉木くんがツッコんだり、あきれたりする、という形…

もはやブックトーク大喜利【「よまいでか」始動記念読書放談 その3】

この記事は以下の記事の続きです。 hyohyosya.hatenablog.com hyohyosya.hatenablog.com 〜〜新しいお題設定〜〜 かみしの:いったん感情から離れて次のお題は……ウーロン茶みたいな本! あかひね:ウーロン茶みたいな本!?(笑)新しい方向に来たぞ かみし…

第一回よまいでか『王妃の離婚』

こんにちは、かみしのです。 ぼくはとてもうれしいです。 対談で、うっかり『大菩薩峠』の話をしてしまったので、しょっぱなから記事更新が3年後とかになるんじゃないかと思っていたので。 他にも『失われた時を求めて』とか『特性のない男』とか『灼眼のシ…

京都・飄々舎の面白イベントをおすすめ。次回は4/9(土)17:00〜 @スタジオヴァリエ (10日もゲスト出演)

飄々舎次回予告 「面白いかもしれないこと」を続けていくための集まりです。さまざまな企画を(たまに)多彩なゲストとともにお送りします。 「5回に3回はバツグンに面白いかもしれないライブ6」 【日時】4/9(土)17:00~ 【場所】スタジオヴァリエ(京都市…

京都・飄々舎の面白イベントをおすすめ。次回は3/26(土)18:00~ @京都出町柳・鴨川デルタからの中川寺!

飄々舎次回予告 「面白いかもしれないこと」を続けていくための集まりです。さまざまな企画を(たまに)多彩なゲストとともにお送りします。 「5回に3回はバツグンに面白いかもしれないライブ5」 【日時】3/26(土)18:00~ 【場所】京都出町柳・鴨川デルタ …

オクラホマ美紀さん4〜バレンタイン後編&ホワイトデー後日譚〜

この記事は下の記事の続きです。 hyohyosya.hatenablog.com 美紀さんは教室を出て行き、僕と吉井さんが二人残された。 「どう思う?」 「不安しかないよ」 僕の問いに吉井さんが答えた。僕も全く同感だった。 そして、僕らの予想を全く裏切ることなく、しば…

お題に沿って本紹介!【「よまいでか」始動記念 読書放談その2】

前回の記事↓ hyohyosya.hatenablog.com あかひね:はい、再び始まりました かみしの:というわけでね、世界はクソなんですけども あかひね:大分話が脱線しちゃいましたが、さっきのズッコケの話、割と面白かったと思うんですよ。お互いが自分の読んできた本…

新企画「よまいでか」開始記念、読書放談

ご挨拶 どうも。あかごひねひねです。この度、飄々舎のブログで新しいメンバーが新しい企画を始めることになりました。企画名は「よまいでか(仮)」。やってくれるのは、僕の読書の師匠(先日一方的に弟子入りした)の「かみしの」氏です。 新企画とはいっ…

京都人に通じなかった京都弁集

今週のお題「方言」 僕は京都出身で所謂「京都弁(同じ関西弁でも京都や大阪など地域ごとに違いがあります)」話者なんですが、地元の友人に話してもあまり通じたことがない京都弁というものがいくつかあります。おそらく父方、母方の祖父母がどちらも生粋の…

勝手に「このマンガがすごい」。オールタイムベスト10

青木です。 あかごひねひねさんが小説のオールタイムベスト10を書いていたので、 ぼくはマンガでやってみます。 藤子・F・不二雄『ミノタウロスの皿』 ミノタウロスの皿 (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉) posted with ヨメレバ 藤子・F・不二雄 …

勝手に「このマンガがすごい」。オールタイムベスト10 その②

青木です。 hyohyosya.hatenablog.com この記事の続き。 ガラスの仮面 (第1巻) (白泉社文庫) posted with ヨメレバ 美内 すずえ 白泉社 1994-03 Amazon Kindle 楽天ブックス 未だ完結していませんが、名作としての地位をすでに確立している演劇マンガ。 「恐…

「手作り」の臨界点

バレンタインが過ぎて久しい。意中の男性へのチョコレートを手作りしたという人も多いのではないだろうか。しかし、”手作りチョコ”には昔からある批判がつきものだ。 「溶かして型に入れただけ」 バレンタインの時期によく聞く批判だ。では、料理やお菓子は…

映画『キャロル』は2016年で最高の1本かもしれない。【ネタばれなし感想】

「サヨナラサヨナラサヨナラ」 というフレーズに聞き覚えのある方は、と尋ねると、もう10代はおろか20代前半の人でもあやしい結果が出るかもしれない。これは、日本を代表する映画評論家、淀川長治さんが1998年の亡くなる前日まで解説者として出演し…

小説オールタイムベスト10

こんにちは。あかごひねひねです。唐突ですが、ぼくの今までの生涯でもっとも好きな小説を10冊紹介します。 ジャンルはバラバラです。順番に意味は全くありません。 『八つ墓村』横溝正史 八つ墓村 (角川文庫) 作者: 横溝正史 出版社/メーカー: 角川書店(角…

オクラホマ美紀さん3 〜バレンタイン前編〜

今週のお題「バレンタインデー」 二月十四日。バレンタインデー。 授業の合間の短い休み時間の度に、義理チョコを持った女子たちが、部活などで接点のある男子にそれを配って歩いている。 昼休みになると、すでに周囲に認知されているカップルの一部は隠すこ…

オクラホマ美紀さん2 〜放課後スイーツ編〜

「ちゃんすよ」 美紀さんはたまにこの言葉を口にする。 標準語では「ちがうんですよ」。それが関西弁の「ちゃうんですよ」になり、さらにあせった美紀さんが早口になって「ちゃんすよ」になる。 つまり今、美紀さんはあせって何かを否定している。 「そろそ…

オクラホマ美紀さん1

「ううわあああああああああああああああああ!!!!!」 美紀さんが叫んでいる。食堂の壁際にある購買のパン売場で。 そこから少し離れたところにいる生徒も、その声を聞いて瞬時に理解した。彼女の目当てのパンが売り切れたのだ。 四月の初めには食堂にこ…

鬼と犬

「桃太郎さん、桃太郎さん」 僕は居酒屋の二人席の片側に座った、見覚えのある大きな背中に声をかけた。 すると声に反応したその背中がゆっくりと回転し、見知った顔がこちらを向いた。 酔いが回っているのか、赤い顔に半開きの目だが、その顔は間違いなく僕…