東北旅行記2
いざ東北へ
東北までの移動手段は高速バスに決めた。東北=本州の北の端という、幼い頃の刷り込みのせいで、うっかり青森駅までの夜行バスを予約しかけたが、青森駅から東北大学までの道のりをグーグルマップで調べた際、県をまたいだあり得ない経路が表示され、予約前に勘違いに気づくことができた。
鈴木さんに気付かれないように予約は本名で行い、Twitter上でも東北に行くなどおくびにも出していない。準備は完了だ。
夜行バスにて
バスは午後10時に京都を出発した。
バスの中で僕は、消灯までPSvitaをして過ごした。3周目でも「メルルのアトリエplus」はおもしろい。超おすすめ。
消灯時間になると、液晶が光って迷惑なので、耳かき音声を聞きながらおとなしく寝た。「道草屋」シリーズ、超おすすめ→桃色CODE
途中、3度ほどトイレ休憩があった。
僕は実は、この夜行バスのトイレ休憩というのが何とも言えず好きだ。深夜の見知らぬ土地のパーキングエリア。しかも、自分の意思で来たわけじゃないというところが、少しミステリーツアーっぽい。
今回も僕は休憩のたたびにもそもそと起き出して、トイレのついでに土産物屋をひやかし、バスに戻る前にグーグルマップを開いて自分が東北に徐々に近づいていることを確認した。
最後の休憩地点だった福島のパーキングエリアでバスを降りると、すでに朝日が昇っていた。
朝食に喜多方ラーメンとカレーのセットを食べ、再びバスに乗り込んだ。
そして午前10時。バスの出発からおよそ12時間。
ついに我々は仙台駅に降り立った。(つづく)