東北旅行記3
時間的余裕
仙台駅に降り立った我々には、時間があった。
この旅行の目的であるコメディアスの公演は14時開演。あと4時間もある。
調べてみると、東北大学の割と近くに伊達正宗の居城、青葉城跡があることがわかった。
ひとまず、そこに向かうことにした。
グーグルマップでだいたいの方向を調べ、ひたすらに見知らぬ仙台の街をてくてくと歩いた。
神社発見
道すがら、古びた神社を見つけた。
由来を説明するプレートによれば、端的に言って戦国時代に自殺した名馬を祀った神社であった。
とりあえず、手を合わせて参拝をしておいたが、正しい作法ではなかったかも知れない。しかし、そもそも戦国時代に死んだ馬が参拝の作法を認識しているのかは謎だ。
謎の段差
しばらく歩くとカーブした道の横が唐突に土手にになっている箇所があった。そこから、青葉城跡のある方向を見ると、城跡のある山の方に向かって、住宅地の地面が段々に低くなっている。気になってグーグルマップを調べてみると、やはり青葉城跡の前には大きな川が流れていた。そこに向かって、住宅地が河岸段丘になっていたのだ。
流石は戦国武将。城の前は河。後ろは山。青葉城のあった場所は天然の要害の地であったようだ。
そんなことを思いながら、大きな河にかかる大きな橋を渡る。ここから先はいよいよ青葉城跡のエリアである。(つづく)