小説オールタイムベスト10
こんにちは。あかごひねひねです。唐突ですが、ぼくの今までの生涯でもっとも好きな小説を10冊紹介します。
ジャンルはバラバラです。順番に意味は全くありません。
『八つ墓村』横溝正史
- 作者: 横溝正史
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 1971/04/26
- メディア: 文庫
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名探偵金田一耕助シリーズ史上屈指の名作。ミステリーとしても読めますが、冒険小説、怪奇小説、ヒロインにひたすら萌える小説など、さまざまな読み方があります。
『兎の眼』灰谷健次郎
灰谷健次郎さんの作品には、型破りで痛快な、しかし理想的な教師を描いたものが多いです。
児童文学なので大人ならすぐ読めますし、読むときっと元気になります。
『妖怪アパートの幽雅な日常』香月日輪
妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA! ENTERTAINMENT)
- 作者: 香月日輪
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/10/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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妖怪や、ほぼ妖怪みたいな人間が住むアパートに引っ越してしまった主人公の日常と葛藤と成長を描いた物語。マンガにもなってます。
ライトな文体で読みやすいです。シリーズものですが、毎巻一冊で完結します。
『告白』町田康
とにかく、地の文の笑いのセンスがすごいです。いちおう時代ものの純文学なんですが、登場人物に「葛木モヘア」なんて名前が出てきたり。全編にわたって作者がふざけ倒してます。文字を読んで声を出して笑える小説なんてなかなか無いです。しかし内容は決してコメディじゃないという。なんというかゲラゲラ笑いながら煉獄から地獄に向かってパレードしているような感じです。分かりにくいですね。まあ読んで下さい。
『十角館の殺人』綾辻行人
- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/10/16
- メディア: 文庫
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新本格ミステリの金字塔。説明不要。何も前情報を入れずに、最後まで読んで下さい。僕は最初に読んだ時、思わず最後に「ああっ!!!!」と声が出ました。
『メタモルフォセス群島』筒井康隆
以前、下の記事でも紹介しました。
僕が 筒井康隆にハマるきっかけになった短編集です。僕は特に表題作のアイデアに衝撃を受けました。
『朝のガスパール』筒井康隆
上と同じく筒井康隆の作品。メタ・フィクションにメタ・フィクションを重ねて、最後にごちゃ混ぜにしてしまうという。実験的な小説です。作中に「作者」が出てきて読者をこき下ろすパートは衝撃的でめちゃくちゃ面白いです。
『模倣犯』宮部みゆき
とにかく面白い。それ以外に言葉がありません。なぜなら、僕はもう3回ほどこの本を読み返しているはずなんですが、読むたびに内容をさっぱり忘れてしまうのです。「面白かった」という強烈なイメージだけを残して。おかしいなあ。そろそろまた読み返そうと思います。
『RPFレッドドラゴン』
RPF レッドドラゴン 1 第一夜 還り人の島 (星海社文庫)
- 作者: 三田誠,虚淵玄,奈須きのこ,紅玉いづき,しまどりる,成田良悟
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/01/09
- メディア: 文庫
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虚淵玄・奈須きのこ・紅玉いづき・成田良悟(&本作イラストレーターのしまどりるさん)というライトノベル・アニメ・PCゲーム界のビッグネームたちが、物凄く作り込まれた作り込まれたテーブルトークRPGをプレイしたもののリプレイ(ゲームマスターは三田誠)。最近、そのストーリーを原作にしたアニメも放映されました。ストーリーそのものや世界観も面白いのですが、それにもまして、展開するフィクションのストーリーと同時並行で、場面場面の合間にリアルでのプレイヤー自身の言動やプレイヤー同士、プレイヤーとゲームマスターとのやりとりなどの描写が挟みこまれているのがとにかく面白かったです。ある意味でゲーム実況などに近いのですが、フィクション部分はしっかりと小説として書かれているので、それとも違う。変わり種のメタ・フィクションというか何というか、とにかく読めば分かります。
あと、作品の最初の方は結構な分量が公式のこちらのページでも公開(しかも作品オリジナルBGM付き)されているので、お試しに是非読んで下さい。
以上。紹介終わり!
それでは、また。