耳かき小説を書きました
僕が好きで集めた耳かき&マッサージ小説のリンク集はこちらです(他にやってる人がいないので多分日本最大)↓
書いてしまいました
書いてしまいました。耳かき小説&マッサージ小説というジャンルが個人的に好きでたまに紹介していたのですが、あまりに好きすぎてついに自分で書いてしまいました。
⇩それがこれです⇩
異世界耳かきマッサージ ~「癒しの泉」へようこそ~ - セイレーンの歌う耳かき
書いたその日は誰にも言わず、上のリンク集にも素知らぬ顔で「←NEW!」って付けて追加していました。まるで他人作品のように……。
しかし、耳かき小説に全く興味の無い友人(というか飄々舎の仲間である玉木青という男)に見せたところ「これ面白いよ。アカウントで宣伝しなよ」と自信がつく言葉をもらったので、こうして自分が耳かき小説を書いたことを告白する記事を書いています。
どんな話か
今回僕が書いた(そしてこの後も書こうと思っている)小説は、ずっと自分が書きたかったいわゆる異世界もの(それも中世ヨーロッパを基礎とした剣と魔法の世界観)の耳かき&マッサージ小説です。
設定としては、現代日本から異世界に迷い込んだ耳かき店に勤務する一人の女性が異世界で耳かき&マッサージ専門店をオープンし"癒しの魔女”の異名を得て、そこに多くの人外種族(エルフ・ドワーフ・様々な魔物など)を雇い入れて密かな人気になっている、というものです。
お話は大きく分けて2種類に分ける予定で、ひとつはお店で行われる耳かきやマッサージのエピソード(これが今回書いたやつです)で、もうひとつは既に店の運営を一番弟子のダークエルフに任せた”癒しの魔女”が世界各地を回りながら新たな耳かき・マッサージ師をスカウトしていくエピソードです。
虚構快楽主義
そしてこのシリーズを通して僕が掲げるテーマが「虚構快楽主義」です。
耳かき小説の多くは快楽を文字によって追体験するものですが、それはともすると「どの話を読んでも同じ」というマンネリに陥る可能性があります。さらに言えばその快楽が「現実の再現」にとどまっている限り、文字による表現=小説の強みは完全に活かされたとは言えません。
虚構快楽主義とは、現実には存在しない快楽を小説によって疑似体験することを意味しています。
この小説では、この世に存在しない存在から、この世に存在しない耳かき&マッサージを受けることで生まれる、この世に存在しない快楽を描写していきます。
耳かきやマッサージは種族の数だけ全て違います。一話ごとに未知の虚構快楽を疑似体験できるような小説、それがこのシリーズのテーマです。
と、いうわけで、『異世界耳かきマッサージ~「癒しの泉」へようこそ~』をよろしくお願いします。第一話は「セイレーンの歌う耳かき」、船乗りを襲う魔物であるセイレーンが、若い船乗りに耳かきをするお話です。果たしてテーマの虚構快楽は上手く描写できているでしょうか(できている、と信じたいです……)。みなさんの目で確かめてください。
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異世界耳かきマッサージ ~「癒しの泉」へようこそ~ - セイレーンの歌う耳かき