第1回「5回に3回はバツグンに面白いかもしれないライブ」文字起こし その③
鯖ゼリーです。
初回イベントの文字起こし第三弾です。このドラフトの話はけっこう長いので、これを含めて三本くらいに分けてアップしようと思います。
まずは一本目、どうぞ。
ドラフト
あか：次の案を出そうとしてんの？
青：うん。今、飄々舎のTwitterを見直してる
あか：何でもドラフト会議、みたいなの書いてなかった？
青：あー、そうそう。それやりたいんですよ
あか：高校生を指名すんの？
青：高校生じゃなくてもいいんだよ。「なんでも」だから
あか：え？
青：だから、例えば、枠がないといけないんだけど
あか：木の？
青：木の枠じゃなくていいんだよ！材質は別にいいでしょ。例えば、朝・昼・夜（プロジェクタに「朝 昼 夜」と映す）と、こういう枠があるとする
あか：……あっ！"一日"だ！
青：そういう「何でしょう？」じゃないんだよ？
あか：一日です！（挙手しながら）
青：そうですね
あか：一日！先生！
青：正解！（投げやりに）で、例えばここは……（プロジェクタに次の文を打ち込もうとする）
あか：……一生だ！
青：（笑）
あか：人の一生だ！
青：スフィンクスとやってるんじゃないんだよ！「最後は杖で三本」とかじゃないんだよ！話を戻すと、えーっと、ここは「浜松」です（プロジェクタに「浜松」と映す）
あか：……え？……これどういうクイズ？
青：ごめん、俺がややこしくしたな
あか：朝は浜松……
青：なんなんだよそれ
あか：昼は二本足……
青：だから朝は浜松ってなんだよ！（笑）
あか：夜はお台場なーんだ？でしょ
青：だから、それなんなんだよ
あか：分からなかったら食べられるんだよ
青：スフィンクスのやつじゃねーか！そうじゃないんだよ
あか：じゃあ浜松ってなんだよ。場所じゃん。一個だけ違うじゃん。先生。仲間外れがあります
青：よく気づきました。ここは浜松です。で、枠は朝・昼・夜なんです
あか：枠は木だよね
青：で、ベスト飯
あか：え、ベストメシア？
青：旅行に行っ……ベストメシアはおかしいでしょ！
あか：キリスト一択！みたいなことでしょ
青：浜松の場所で、朝昼夜あって、朝なに食う？昼なに食う？夜なに食う？っていうのをドラフト会議するんだよ。何人かで。かぶったらダメなんだ
あか：あー
青：例えば「昼はひつまぶしでしょ」ってなるけど、かぶったら抽選しなきゃいけないから
あか：企画の概要は分かったけど、「浜松で何食う？」ってお題のせいで普通に楽しい旅行の前夜みたいになってる
青：それでもいいじゃん
あか：面白くないでしょ
青：人数が増えたら「そこ出たか！」ってのがあるよ
あか：あと、俺浜松の食いもん分かんないもん
青：じゃあ浜松じゃだめだな
あか：えっと、まず枠がいるんだよね？
青：枠がいる
あか：三つ
青：三つじゃなくてもいいよ
あか：じゃあ、ちょっと僕にも書かせてよ（プロジェクタに「殴りにいこうか。誰を？」と映す）
青：（笑）
あか：で、枠は、うーん
青：そっから考えんの？
あか：あっ（プロジェクタに「自営業」と映す）
青：（爆笑）
あか：あと……（プロジェクタに「自営業以外」「動物」と映す）
青：へーなるほど
あか：こういうことでしょ？
青：そうそう。そういうこと。……自営業って何なの？
あか：いやだから、適当に考えたんだよ
青：何でサラリーマンは殴られないことになってんの？
あか：サラリーマンみんな同じ顔してるから
青：（爆笑）
あか：で、だから、自営業にも殴っていい自営業と悪い自営業がある
青：ちょっとちょっとちょっと、殴って良い自営業って
あか：殴っていいのはこれだよね（プロジェクタに「アルカイダ」と映す）
青：自ら営んでるけど！
あか：これはだからドラフト一位指名でしょ
青：なんとなく、言いたいことは分かったよ
あか：だから、枠がつまんないんだよ。朝昼晩、浜松で何食うかなんて食べログ見りゃいいんだから
青：いや、以外と楽しいんだって。実際にやったら
あか：じゃあさ、今ちょっとだけやってみません？
青：誰殴るか？
あか：いや、誰殴るとかはいい。そんな暴力的なこと俺はやりたくない
青：お前何なんだよ！時間もったいねえなあ！
桃太郎
あか：お題どうしよう。創作的なのはダメだよね。告白のセリフとか
青：いや、それはドラフトっぽくないから、例えばすっごい有名なドラマのキャスティングとか
あか：あー、キャスティングか
青：例えば桃太郎を実写化するとか
あか：それ人間でやらなきゃダメ？
青：動物でやると犬役をキジがとかになっちゃうよ
あか：……野菜でやろうよ
青：それ応用編じゃね？
あか：人間でやっても「いや桃太郎は松田翔太でしょ」みたいになってくんでしょ。どうせ
青：お客さんはそういうの聞きたいかもしれないじゃん
あか：じゃあもうauのＣＭ見ろよって話になってくるでしょ。だからもっとこう、違う目線でさ。「あ！確かに！」みたいな
青：やってみよう。じゃあ。まず枠決めよう。おじいさん・おばあさん・桃太郎・犬・猿・キジ、あとオニくらいにするか
あか：あ、なるほど枠ってのはそういうことか
青：だから一番・二番・三番・四番みたいなのの代わりに枠がある
あか：ま、別にドラフトも打順で取るわけじゃないけどね
青：ま、そうだけど。あ、オニは集団。グループにしよう
あか：オニ'sだね
青：オニ'sだね
あか：じゃあちょっと野菜でやってみよ
青：これ書いた方がいいね
あか：え、じゃあちょっと紙、なんか紙ない？
青：いいよiPhoneで
あか：マジかよ。二人でこうやって並んでiPhoneやるんでしょ？……電車みたいになってるよ。今、俺たち。電車の中みたい
（しばし二人熟考）
青：……えー、これ、難しいね
あか：一つ聞きたいことがあるんだけど。これ、果物は有り？
青：（爆笑）……お前が決めろよ！
あか：果物は有り？ルール的に
青：お前が決めていい
あか：果物はどうなの？ルール的に。ルール的に
青：お前が決めていいって！
あか：結っっっ構それキャスティングに響くよ
青：いやもう、じゃあ有りだよ！有りでいいよ！でも、これ二人かぶった方が多分面白いよ
あか：じゃあこうしよう。フルーツは、一個限定
青：（笑）
あか：トータルで一個しか使っちゃいけない
青：オッケー。フルーツカードが一回だけ使えるんだね
あか：一回だけ使える
青：うわ、でもそれどうする？
あか：俺はもう決めてるよ？
青：（笑）やっぱあいつかな？あいつにあのフルーツ使うのかな？
あか：もう「何をおいてもこの人に頼みたかった」ってキャストがいるから
青：いや、でもこれ惑わしてる可能性あるな
あか：おじいさん……おじいさんかぁ
青：桃太郎難しいな……
あか：おじいさんとおばあさんは同じくくりの方がいいよね？
青：だから「つがい」の方がいいよね。「つがい」の野菜
あか：つがいの野菜？それは何？何かのおしべとめしべみたいな？
青：それは無理でしょ。食い分けてないでしょ普段
あか：つがいの野菜っていったらこれかなぁ
青：……うーん、これさ。ちょっと減らそうか。全部やるのやめよう。お試しだし
あか：じゃあ、おじいさんおばあさんは要らないわ。この人たち実際ほとんど仕事してねえから
青：なんでだよ、一番仕事しただろ最初に
あか：あと、猿リストラしたいな。犬も要らないかな
青：キジはあんた好きだねえ
あか：キジはキャラ立ってっから
青：キジは確かに
あか：よし。桃太郎と、キジと、オニでいこう
青：オッケー
あか：野菜だよ。……キジっぽい野菜！？
青：お前自分を追い込んでんじゃねえか（笑）
あか：これ、だから、ベタにいっていいんだよね
青：……
あか：ベタにいっていいんだよね！？
青：これのシュールが分かんねえよ！いいよ！ベタで！
あか：オニでしょ。うーん
青：あ、俺一つも考えてない
あか：オニでしょ。悪。悪のイメージだよね
青：それさ、しゃべんの止めてくんない？俺何も考えられないから
あか：しゃべったらすごく静かになっちゃうけどいいの？
青：いいよ。お客さんにも考えてもらえば
あか：みんなも一緒に考えてみよう！
青：……
あか：……
青：……
あか：よっしゃ！決めた。出来たよ。三つ。あれ？おい何だよ。思いつかないの？
青：うるせえなあ！ちょっと待ってくれてもいいだろ
あか：面白くなくてもいいんだよ？
青：ちょっと待ってくれるくらいいいだろ！！
あか：……本当に思いつかないの？
青：っ！！
あか：邪魔してるんじゃない？プライド
青：「俺がこんなん出していいのか……？」っていう？うん、よし、わかった。お試しだしね！お試しだし！
あか：そうだよ。全然、ドン滑りでもいいんだよ
青：べべ別に滑るとか、ウケとかねらってないし
あか：そんなこと言いながらよう……お前……バナジウム天然水なんか飲みやがって
青：（笑）
あか：ウケねらってない奴がバナジウム天然水を……
青：飲むだろ！
あか：飲むかねぇ
青：飲むね！
あか：その裏に作為が見え隠れ……
青：飲むよ！
次回、ついに青木が決断！波乱のドラフト指名開始です！つづく。
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