飄々舎

京都で活動する創作集団・飄々舎のブログです。記事や作品を発表し、オススメの本、テレビ、舞台なども紹介していきます。メンバーはあかごひねひね、鯖ゼリー、玉木青、ひつじのあゆみ。

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気まぐれに映画を見ました➂『メン・イン・ブラック』

こんにちは、あかごひねひねです。気まぐれに観た映画についてつぶやくシリーズ第3回です。

前回と同じく、めちゃくちゃ有名で僕も何回も観た作品です。今回観たのは『メン・イン・ブラック

 

メン・イン・ブラック(1枚組) [DVD]
 

 

メン・イン・ブラック

メン・イン・ブラックって、なんかもともとはアメリカの都市伝説らしいですね。UFOとか宇宙人とか陰謀論とか、なんとなくアメリカってオカルト先進国っていうイメージがあるんですけど、偏見でしょうか。

この映画、地球外生命体の存在の隠匿と彼らとの外交を一手に引き受けるアメリカの秘密組織の話です……って説明するまでもなくみなさん、御存じですよね多分。もし知らない人いたら細かいストーリーはアマゾンのリンクの先にいい感じの「あらすじ」あるんで飛んでそっちで読んでください。このシリーズの裏テーマは「みんな知ってる作品について特に新しい情報を提示することもなくみんなが知ってることを再確認する」です。

僕も久しぶりに観たんですけど、面白いですねーやっぱり。普段僕らが見てる世界の裏側には実は巨大な秘密組織があるとか、いつも行ってる古道具屋の店主は実は宇宙人とか、そういう日常がひっくり返される感覚って、フィクションだとしてもあんまり味わえないですし、陰謀論やオカルトの醍醐味ってそこだと思うんですよね。

主演はウィル・スミスと、日本人の脳内ではすっかり「宇宙人ジョーンズ」で上書きされてしまったトミー・リー・ジョーンズ。この人が主演していたのを僕もすっかり忘れていました。

あとこの作品には記憶を消す装置が頻繁に出てきて、主人公たちもその装置によって記憶を消されるシーンがいくつかあるんですが、そういうシーンもまた、この物語の妙なリアリティを支えているように思いました。

ウィル・スミスの演じる主人公の一人は逃げる犯人を追う過程で宇宙人の存在を知らされることになるんですが、一回その記憶は消されてからメン・イン・ブラックの一員になります。そして彼は自分が物語の冒頭で記憶を消されたことを最後まで知らないままなんですよ。さらに死体置き場の検視官の女性(ヒロイン)の記憶を消したあとジョーンズが言う「今まで2~3回記憶を消してる」っていう発言とか、すごい好きです。ヒロイン登場って作品のストーリー上はひとつの事件のはずで、普通はある種のアクシデントであるべきだと思うんですが、この作品では、それが実はよくあることでしかも当のヒロイン自身はその自覚が全く無いっていうことが、前述のジョーンズの一言で明らかになるんです。

映画を観て笑いながらも「こんなことはあり得ない」とこちらが断言する論理的な根拠をスッと奪ってしまう、なんとも心にくい設定ですよね。

1~3までシリーズ化されていますが、僕はやっぱり1が好きです。

と、ここらへんで書くことも無くなったので、今回は筆を置きます。

あ、僕実はアマゾンプライムに入ったので、こういう古い有名な映画は見放題になりました。なので、またこんな感じで誰でも知ってる映画について誰でも知ってる情報をたらたらと書こうと思います。

 

それでは、また。